【オーナー必見】マンションにおける排水管の清掃方法や費用相場まとめ

こんにちは。千葉県水まわり解決センター(株式会社ダイシンクリア)です。「マンションのオーナーになったけど、排水管の清掃はどうすればいいの?」と気になっている人もいるでしょう。

マンションにおける排水管清掃の実施は法的な義務ではありません。ただし、マンションの衛生環境を整えたり排水設備が正常に作動するように管理したりするのは、オーナーの仕事です。

このため必然的に「オーナーは排水管の清掃を実施しなければならない」といっても過言ではありません。

この記事では、マンションオーナーが知っておきたい排水管の特徴や清掃方法について解説します。清掃を業者に依頼する場合の費用相場や頻度についても触れていきますので、ぜひ参考にしてください。

マンションの排水管はおもに3種類ある

マンションの排水管はおもに下記の3種類に分けられます。

排水管の名前 特徴
雑排水管 キッチン・浴室・洗面台・洗濯機などの排水(雑排水)を流す排水管
汚水管 トイレからの汚れた水(汚水)が流れる排水管
雨水管 屋上やバルコニーからの雨水が流れる排水管

屋上やバルコニーからの雨水が流れる排水管

とはいえ汚水管は尿石がこびりつき汚れたり、雨水管は土や鳥の糞などが詰まったりする場合もあるため気になる人は業者に相談してみましょう。

マンションの排水管を清掃する3つの必要性とは

次にマンションの排水管を清掃する3つの必要性をご紹介します。

必要性1.法律上のルールがあるため

冒頭でも述べたように、法律上ではマンションの排水管清掃に関する明確な記述はありません。

しかし、「建築基準法第十二条」によると一級建築士や二級建築士、建築物調査員資格者証の交付を受けている者に排水管を点検してもらい、その結果を特定行政庁に報告しなければならない旨が記されています。(参考:e-GOV法令検索_建築基準法第十二条

加えて、「建築物における衛生的環境の確保に関する法律 第四条」では、特定建築物(マンションなど)の維持管理権限を持つ者は厚生労働省が定める『建築物環境衛生管理基準』に沿って維持管理しなければならないと明記されています。(参考:e-GOV法令検索_建築物における衛生的環境の確保に関する法律 第四条

建築物環境衛生管理基準では、排水設備の清掃について次のように義務づけています。

“排水に関する設備の正常な機能が阻害されることにより汚水等の漏出等が生じないように、設備の補修及び掃除を行わなくてはなりません。 ●排水設備の清掃を6ヶ月以内ごとに1回行う。” (引用:厚生労働省_建築物環境衛生管理基準について

このようにマンションの排水管清掃に直接的な法律はありませんが、衛生環境を維持管理するためのルールが定まっているため定期的な清掃に取り組まなければなりません。

必要性2.衛生的な環境を保つため

2つ目の必要性はマンション内の衛生的な環境を保つためです。

前述のとおりマンションの排水管(雑排水管)はキッチンや浴室、洗面台などの生活排水が流れる場所です。例えば、キッチンからは油や洗剤、食べかすなどが混ざった水が流れ、浴室や洗面台などでは皮脂や髪の毛、石けんカスなどが混ざった水が流れます。

こうした生活排水は徐々に油脂分と汚れが混じり合って固形化し、排水管を詰まらせたり悪臭を漂わせたりします。そのためマンションの排水管清掃を放置していると、不衛生な環境となりトラブルが発生する可能性もあるため注意が必要です。

必要3.トラブルを防ぐため

マンションの排水管清掃は、様々なトラブルを防ぐためにも定期的に行う必要があります。

前述のとおり排水管清掃を行わなければ、排水管が詰まったり悪臭が漂ったりと不衛生です。これが酷くなれば、排水管が腐食し漏水したり居住者から苦情が入ったりと様々なトラブルを引き起こします。

腐食し漏水した排水管を取り替える工事は、定期的な清掃よりも高額な費用になるケースも少なくありません。予期せぬトラブルを未然に防ぐためにも、排水管の清掃を定期的に実施しましょう。

マンションの排水管清掃について徹底解説

ここからはマンションの排水管清掃について清掃方法や費用相場、頻度などを解説していきます。

業者に依頼した場合の清掃方法

水道業者に排水管清掃を依頼した場合、下記5つのような方法で行います。それぞれに費用や特徴が異なるため、依頼前には必ずどの清掃方法なのかを確認しておきましょう。

清掃方法 特徴
高圧洗浄 ・スタンダードな清掃方法
・高圧ポンプで排水管の汚れを押し出す
・水圧が強いため、古い排水管の場合は管を傷める恐れがある
・比較的、費用は高い
ワイヤー式洗浄 ・スクリューブラシが先端についたワイヤーを排水管に差し込み、ゴシゴシとこすって汚れを落とす清掃方法
・ワイヤーはある程度曲がるため、排水管のコーナーも掃除可能
・複雑な形の排水管の場合は汚れを落としきれない
・高圧洗浄よりも安価
ロッド洗浄 ・1〜1.8メートル程度のロッド(長い棒)をつなぎあわせて清掃する方法
・基本的に手動だが、電動ロッドもある
空気圧式洗浄 ・水を使わず、空気圧で汚れを剥がして取り除く清掃方法
・排水口から管内に勢いよく空気を送り清掃する
低圧ムース洗浄 ・ムース状の薬剤を使用した清掃方法
・排水管に注入した薬剤によって汚れが分解される
・水圧や空気圧、ブラシなどを使用しないため古い排水管でも対応可能

基本的に排水管清掃は「下の階から上の階」の順番で行います。上の階から行うと、汚れが下の階の排水管に溜まってしまい汚水があふれたり逆流したりする可能性があるからです。

業者に依頼した場合の費用相場はいくら?

マンションの排水管清掃を水道業者に依頼した場合の費用相場は次のとおりです。

・30戸未満:1戸あたり3,500〜4,000円程度
・50戸未満:1戸あたり3,200~3,500円程度
・100戸未満:1戸あたり3,000~3,200円程度
・200戸未満:1戸あたり2,800~3,000円程度

悪徳業者に騙されないために、こうした費用相場を把握しておくことが大切です。ただし、複雑な配管の形状だったり土日祝日や早朝深夜に作業を依頼したりすると、追加費用が発生する可能性もあります。

依頼する水道業者を決めるときは適正な価格や作業内容を見極めやすくするために、できるだけ2〜3社から見積もりを出してもらいましょう。

どのくらいの頻度で清掃すべき?

排水管清掃の法的義務はないため、清掃頻度を一概に述べることはできません。厚生労働省からは「6ヶ月に1回」の排水管清掃が推奨されていますが、決して安くはない費用がかかるため、それほど頻回に清掃できないと感じている人も多いでしょう。

築年数が10年未満の場合には「2年に1回以上」、10年を超えているマンションは「1〜2年に1回以上」を目安に清掃の実施を検討してみてください。

ちなみに、多くの水道業者では排水管を清潔な状態に保つため「1年に1回以上」の清掃を推奨しています。

排水管清掃は自分でもできる?どんな準備が必要?

「マンションの排水管清掃は自分たちでできないの?」と思う人も多いでしょうが、プロ=水道業者に依頼することをおすすめします。

なぜなら、清掃方法でもお伝えしたように、専門の機械や器具を使用するからです。一般の人でも簡単に排水管を掃除できる道具が販売されていますが、隅々までキレイに汚れを落とすのは正直難しいでしょう。

無理やり掃除したことで排水管を破損させてしまったりするケースも珍しくありません。

そもそも、マンションの排水管清掃は、各居室のキッチンや浴室などの排水管である「専用部分」と、各居室からの排水を集めて排出する管である「共用部分」に大別できます。

このうち各居室の排水管は市販されているスクリューブラシやパイプクリーナーなどを使って各自で清掃可能です。一方、共用部分の排水管は専門的な知識や経験をもとに進めていかなければいけません。

どちらにしても定期的にキレイに掃除する必要があるため、できるだけ専門業者に清掃を依頼しましょう。

まとめ

マンションにおける排水管清掃は法律で定められているわけではありません。そのため、排水管の清掃をまったく実施していないマンションも存在します。

しかし、排水管の汚れを放置していれば、配管が腐食し漏水したり悪臭を漂わせたりする可能性があります。不衛生な環境になればゴキブリやネズミといった害虫を寄せ付けてしまう恐れもあります。

多くの水道業者が推奨している「1年に1回以上」のペースを目安に、排水管清掃の実施を検討してみてください。

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