こんにちは。千葉県水まわり解決センター(株式会社ダイシンクリア)です。近年、水回り業者を装った詐欺行為が多発しています。
最新では「水道管に新型コロナウイルスが付着しているため、抗菌された水道管に交換する必要がある」のように、コロナ禍を悪用した手口も増えています。
詐欺業者のターゲットにされてしまえば、高額な料金を請求されてしまうため注意が必要です。
そこでこの記事では、水回りに関する詐欺業者の特徴や手口、優良業者の選び方などについてご紹介します。詐欺に遭わないための予防策もあわせてご説明しますので、ぜひ最後までご覧ください。
水回りに関する詐欺業者の特徴とは
水回りに関する詐欺業者の特徴は、法外な料金を請求してくるところです。
通常、水回り全般の修理費用相場は「1,000円〜2万円」といわれています。これだけ幅が広いのは、軽作業から大がかりな部品交換までさまざまな作業が含まれているからです。
ただしトイレなどを全取り替えする場合には、商品と工事費を合わせて5万円程度かかる場合もあります。とはいえ、ほとんどの場合はそれほど高くありません。
一方で詐欺業者はあらゆる理由を並べ立てて、あたかも「高い料金がかかったのは仕方ないのか」と利用者に思わせてきます。
また「こんなに高額になるのはおかしい」と伝えても、「もう契約してしまっているので」と反論させないように圧力をかけてくる可能性もあるでしょう。
そのため多くの人が言い返せずに、仕方なくその場で高額な料金を支払ってしまうのです。
詐欺業者の具体的な手口
近年、詐欺業者の手口は巧妙化しています。どのような手口があるのかを知っておくことは、詐欺に遭わないための予防策になるため具体的な手口を確認しておきましょう。
- ・簡易な修理で済むのに、水栓ごと取り替える大がかりな修理をして高額請求する
- ・「作業前に見積もりを出すから安心」と謳っておきながら、実際には曖昧な見積もりしか出さずに作業後に高額請求する
- ・漏水していると押しかけて「工務店に修理依頼をすると高いが、今なら半額で修理する」と、あたかも自分たちが優良業者かのように騙す
- ・作業費自体は相場内でも交通費や出張費などを追加して、合計金額を引き上げる など
水回り業者の詐欺グループは、上記のように巧妙な手口で騙してきます。緊急性がある場合でも、法外な金額を提示されたときにはすぐに契約せず、家族や国民生活センターなどに相談しましょう。
【依頼前に確認!】水回り業者の詐欺に遭わないための予防策4つ
次に、水回り業者の詐欺に遭わないための予防策を4つご紹介します。
1:必ず詳細な見積もりを出してもらう
まずは詳細な見積もりを業者に出してもらいましょう。このとき作業内容だけではなく、交通費や出張費などはいくら含まれているのかなども確認しておくことが重要です。
先にもご紹介しましたが、作業費は相場内だったにもかかわらず、交通費や出張費がかさんで法外な料金になってしまったケースも少なくありません。
このため徹底的に明確な見積もりを出してもらうようにしておけば、契約前に詐欺だと気づけるでしょう。
2:見積もりは2〜3社に依頼して比較する
水回り業者に修理を依頼するときは、2〜3社の見積もりを比較検討することをおすすめします。1社だけでは、相場よりも高い料金が提示されていることに気づきにくいためです。
また複数社の見積もりを比較できれば、費用面だけではなく修理内容や対応についても比べられます。自分と相性の良い業者を見つけられるため、面倒かもしれませんが複数社の見積もりを出してもらいましょう。
3:作業内容に変更があれば再度見積もりを出してもらう
修理途中で作業内容に変更がある場合には、再度見積もりを出してもらいましょう。
詐欺業者の場合、修理途中で想定外の故障があったとして作業内容を変更し、当初の見積もりよりも高額な請求をしてきます。これは詐欺業者の常套手段です。
優良な水回り業者ならば、もしも修理途中に作業内容が変更になった場合は必ず説明してくれます。利用者に何の説明もなく一方的に作業を進めることはありません。
もしも説明がなく黙々と作業をしている場合には、自分から「今は何の作業ですか?」と積極的に聞いて確認しておきましょう。そして見積もりと違う作業をしていたら、再度見積もりを出してもらいましょう。
4:「甘い言葉には裏がある」と疑っておく
「今だけ無料で点検します!」や「期間限定セールで今なら半額!」などと、甘い言葉を巧みに使って飛び込み営業やチラシを配布してくるのも詐欺業者の手口です。
基本的に、優良業者が飛び込み営業をすることはあまりありません。また水回りの修理は専門的な知識も必要なため、「無料」や「セール」といった割引を実施することも少ないのです。
そのため甘い言葉に騙されないように、疑う目をもっておきましょう。